読書はいいなあ。いい本にめぐり合ったので推薦
自分に気づく心理学
シャイで新しいことに飛び込めない人、子供のころ愛情が足りなくて大人になってから愛情を求め続ける人、それでいて他人に褒められる事が苦手な人、アパシーで苦しんでいる人、プライドの高さが弊害になって生きづらい人、自分が何ができるかではなくて自分の所属する文化や権威、身分をたてに虚勢を張る人、他人の愛が感じられなくて何かしてあげることが愛を受ける手段だと思っている人、それでいて身近な人に支配的な人、大人になってからでも変われると説いてくれる本。
まずは知ることから
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他人と違っていたい人 - 僕たちの世代は他人と違っていることが一つの美徳だけど、何か夢がある人で他人と違っていることが潜在的な到達点になっている人は達成できないで破綻する。それは自分の夢を他人に預けている状態で、長い積み立て努力の段階には他人の称賛が存在しないから。長期的な計画を達成できない人がそう
他人に関心がないが他人の目が気になる人 - 他人の目が極端に気になって他人に気に入られることに労力や時間を使いすぎる人は子供時代に親に十分に甘やかされなかったか親が支配的だった傾向がある。例えば週末に親が行きたかった場所に連れて行ってもらって親が”楽しかったでしょ?”と週末をあなたのために使ってあげたんだと感謝を求めてきて、子が”うん楽しかったよ”と言ってあげる場合がそれ。良い成績を取ることなど単一の親の価値を刷り込まれる場合もそれ。これは親の子供性と子の母性の逆行現象で子が親を世話してあげている状態である。そういう人は大人になってからも形式的に他人を喜ばせることを愛を得たと誤解しがちだったり、受けられなかった愛を身近な人に求めがちである。このため誰も気にしていない他人の評価が大人になっても気になり続ける。一方で親同様に他人を理解しないで喜びを与えようとし、他人に関心を持つ能力が欠落している。自分の幸せを他人に預けてはいけない。子供の頃に十分甘やかされた人は愛に満足しているので他人は他人である。
他人は自分を傷つけられない - 自分を真に愛している人(本来の自分と外的自分の乖離がなく、裸の自分を愛している人)は他人が自分のアイデンティティを破壊しないことを知っている。乖離が少なく素の自分をよく知り良いところも悪いところも好きなので他人の言葉に動じづらい。そのため他人と接することに恐怖が少ない。一方で他人の評価が全てになってしまっている人は自分の価値が他人に預けてある状態でそれを失うと全てを失う。裸にされるのが怖いのだ。
シャイな人 - シャイな人はこの本によると一番悪い。そもそも成長を得られるかもしれない他人と接する機会を遮断しがちである。それは自分を見られるのが怖いからだ。失敗体験も無ければ成功体験もない。まずは裸で人前に立たって批判をありがたく思わなければ何も無い。逃避は何も生まない。恐怖から他人を批判するのをまずは止める。他人を批判することで自分の存在を確認してはいけない。他人は弱いからという理由で自分を憎まない。弱くても良いところを見て好意を持ってくれることを知り、そういった自然な好意を自然に受け止めるべき。
プンプン病 - 大人も子供同様わがままが言いたい。それは人の心の自然な動きだ。自分の思い通り行かなくて怒ったり、黙ったりするのは甘えの表現である。そういった人は愛とひいきにされることを混同している傾向がある。怒ったときに正義の仮面を立てにするのだ。たとえば週末に家族を動物園に連れて行ったけど、自分が見たかった動物に他の人が興味が無くて見れなくてプンプンする父親の心理は”忙しいなか家族サービスしてあげてるのになんで一緒に動物を見てくれないんだ”ということになる。家族サービスが仮面。大人になるとわがままを子供のように表現できないから正義をたてにしてしまう。自分も楽しんで参加していることと家族もそれを歓迎していることを知るべき。わがままは子供と同じようにそのまま表現するべき(地面で寝そべって泣きながらじたばたしない程度に)
プライドが高い人 - プライドを自分の能力ではなくよそから借り入れている人。他人に対する恐怖や人に知られたくないコンプレックスから積み立てたものはプライドではなく虚勢である。自尊心(プライド)とは自分が毎日コツコツ積み立てたものに対する自分への敬意であり、他者とそもそも関係性がない。虚勢を張るとき、実際の自己と離れた虚像を他人に提示することになる。つまりプライドを提示しているとき防御をしているようで実は自己を乖離しているのだ。距離が離れれば離れるほど無力感を感じ、ついにはアパシーに陥ったり、他人に気に入られたいがために見せたかっこいい自分が他人に好かれづらくさせるので生きづらくなる。子供時代に責められ続けると自己と虚像が乖離する傾向にある。言い訳がましくなるのはそのためである。そういった人は同様にプライドが高い人を求め共生関係を築く傾向にあるがお互いに自分の嫌いなところが見えてしまい長い関係にいたらず破綻しやすい。